EXLOG−6xx 説明書 Ver. 2.2 1:概要 EXLOG6xx.XLS シリーズはマイクロサイエンス社製のADボードを制御してエクセル シートにサンプリングデータを取り込むデータ収集マクロを含んだ、ワークシートです。 本ワークシートの動作要件 パソコン IBM互換機、NEC製PC−98NXシリーズ OS Windows95,98,2000,XP 表計算ソフト Microsoft Excel97,2000 (Win2000,XP の場合は Excel2000 のみ対応です) ADボード ADM−6xxPCIシリーズ(マイクロサイエンス社製) ADボードとの対応 (以下のファイルは Windows95,98 + Excel97,2000 用です) EXLOG680_98.XLS ADM-680xPCI(分解能12bit,チャンネル数8ch, 最高速度256KHz) EXLOG681.XLS ADM-681PCI (分解能14bit,チャンネル数16ch, 最高速度1MHz) EXLOG682_2K.XLS ADM-682PCI (分解能12bit,チャンネル数16ch, 最高速度256KHz) EXLOG686_2K.XLS ADM-686PCI (分解能16bit,チャンネル数16ch, 最高速度100KHz) EXLOG687_2K.XLS ADM-687PCI (分解能16bit,チャンネル数32ch, 最高速度200KHz) EXLOG688.XLS ADM-688PCI (分解能14bit,チャンネル数8ch, 最高速度500KHz) EXLOG676.XLS ADM-676PCI (分解能16bit,チャンネル数16ch, 最高速度200KHz) EXLOG677.XLS ADM-677PCI (分解能16bit,チャンネル数48ch, 最高速度100KHz) EXLOG128.XLS ADS-0128K (分解能16bit,チャンネル数128ch,最高速度100KHz) (以下のファイルは Windows2000,XP + Excel2000 用です) EXLOG680_2K.XLS ADM-680xPCI(分解能12bit,チャンネル数8ch, 最高速度256KHz) EXLOG682_2K.XLS ADM-682PCI (分解能12bit,チャンネル数16ch, 最高速度256KHz) EXLOG686_2K.XLS ADM-686PCI (分解能16bit,チャンネル数16ch, 最高速度100KHz) EXLOG687_2K.XLS ADM-687PCI (分解能16bit,チャンネル数32ch, 最高速度200KHz) 2:使用方法 まず、Microsoft社の Excel を使って、本ワークシートを開いて下さい。 「EXLOG6xx.XLS はマクロを含んでいます。マクロはウィルスを含んでいる可能性が あります。」などのメッセージが表示される場合があります。 その場合は、[マクロを有効にする(E)]を選択して下さい。マクロを無効にすると 本ワークシートに含まれているデータ収集マクロが利用できません。 また、実際に本ワークシートを使う前にADボードのインストールを行って下さい。 3:操作方法 1:本ワークシートを開くと、「Sheet1」にADボードを制御するためのパラメータ選択・入力 画面が表示されます。 2:ADボード上の選択SWの状況やサンプリング・トリガなどの各条件を選択・入力します。 選択範囲や入力値の最大/最小値は使用するボードにより決定されます。 ○ アナログ入力設定 測定データの電圧範囲などに適した設定を行います。ボード上の選択SWと一致して いなければなりません。 ○ サンプル条件設定 使用チャンネル数はCH00から連続したチャンネルの数です。使用したいチャンネルは CH00を先頭に連続したチャンネルとなり、飛び飛びに指定することはできません。 データ点数はチャンネル当たりのサンプル数を入力します。 クロックの設定では内部(オンボード)のクロック源または外部入力クロック源を選択し、 外部入力の場合は極性の他、外部入力クロックの周波数も入力して下さい。 クロック値は、周期または分周比で指定します。周期で指定した場合、指定した周期が 分周しきれない場合はボード内部で丸められます。 ○ トリガ条件設定 「即トリガ」は[計測開始]ボタンをクリックするとサンプルを開始します。 「エッジトリガ」「レベルトリガ」「レンジトリガ」はアナロ入力CH00の電圧を監視 することにより実現されます。 3:ADボード上の選択SWの状況やサンプリング・トリガなどの各条件を選択・入力後、 [各種設定条件セット]ボタンをクリックします。 ボタンの下の「ステータス」ボックスに「条件の設定が終了しました。」のメッセージが表示 されたら、条件設定が正常に行われたことを示し、[計測開始]ボタンが有効になります。 4:[計測開始]ボタンをクリックすると、データ収集動作が開始され、「サンプルスタート」 や「トリガが来た!」、「データ収集が終了」などのメーッセージが「ステータス」ボックスに 表示されますが、パソコンの性能によりそれを視認できなかったり、次のメッセージが 表示されるまで実際のサンプルスピードより非常に遅かったりしますのでご注意下さい。 5:収集したサンプルデータは、「Sheet2」に取り込まれます。 データをグラフ化するためには[計測開始]ボタンの右の[グラフ化]ボタンを クリックして下さい。収集した全てのデータがひとつの折れ線グラフに描かれます。 このグラフも「Sheet2」に貼り付けられます。 4:留意点 2回目以降の[計測開始]を行った場合、サンプルデータは以前のデータに上書きされます。 指定サンプルデータ数が以前より少ない場合、指定サンプル数を越えた以前のデータが残ります。 また、[グラフ化]を行う度に新しいグラフが描かれ、以前のグラフは新しいグラフの下に残ります。 2回目以降の[計測開始]や[グラフ化]を行う前に以前のデータやグラフを削除するようにして 下さい。 シート2のデータやグラフを削除する場合、シート2をアクティブにしておいてから行って下さい。 もし、シート1がアクティブの状態(シート1を見ている状態)で[クリア]や[削除]を行うと プログラムの内部変数までクリアされ、[各種設定条件セット]や[計測開始]を行うことができなく なります。その場合は「エクセルを保存せず終了」し、再起動して下さい。 5:著作権と免責について   1:本ワークシートに含まれるマクロの著作権はエムシーアイエンジニアリング(株)が 保有することにします。 これは、ADM−6xxPCIのユーザーが、本マクロを使い易く改良することを制限 するものではありません。 ユーザーが自身のために改良した場合はファイル名等を変えて、区別してください。     (弊社において、ユーザー専用に改良することを承っております。) また、営利目的の改変はお断りします。   2:本マクロを使用した上で、ユーザーに被害・損害があった場合、その原因が本マクロに 有っても、弁償はご容赦願います。 6:本ワークシートのマクロに関するご質問は下記メールアドレス、FAXで承ります。    連絡先 E-mail: "Tsuruno" FAX : 0424-82-9138 技術・鶴野                      エムシーアイエンジニアリング株式会社                      住 所 :東京都調布市布田1−44−3                      TEL:0424−87−9564                      FAX:0424−82−9138